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ひとり老後ガイド

老後の予備費:生活費とは別に、いくら分けておくか

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このページの結論

予備費の額は、自分の1か月の支出 × 何か月分で決めます。何か月分にするかは、住まいの修繕や家電の買い替えなど、自分に起こりそうな突発費を書き出して考えます。

予備費は毎月の生活費とは別の口座などに分け、すぐに引き出せる形で持ちます。運用に回すお金とは分けて考えます。

予備費の出し方

予備費 = 1か月の支出 × 何か月分 + 時期の見えている大きな出費

  1. 1か月の支出を出す:固定費と変動費の合計です。月々の固定費チェッカーで出した固定費合計に、変動費を足します。
  2. 何か月分にするかを決める:決まった正解はありません。下の突発費のうち、自分に起こりそうなものの額を足して、それが何か月分の支出にあたるかを目安にします。
  3. 時期の見えている出費を足す:給湯器の買い替え時期や屋根の塗り替えなど、近いうちに来るとわかっているものは別に足します。

たとえば、1か月の支出が15万円の人が「6か月分」と決めれば90万円です。この数字は計算の仕方を示す例で、目安ではありません。

一人暮らしの突発費

一人暮らしでは、困ったときに家族の収入や手助けに頼れないことがあります。とくに、暮らしの土台が壊れたときの出費に備えます。

一人暮らしで起こりやすい突発費と、自分の額の調べ方
何がなぜ一人だと重いか自分の額の調べ方
家電・給湯器の故障冷蔵庫・エアコン・給湯器などは、壊れるとすぐ暮らしに困る。一人だと買い替えを待つ間の代わりがない家にある家電の購入時期を書き出し、同じ程度の物の今の価格を店で確かめる
住まいの修繕雨漏り・水回り・屋根など。持ち家では自分で払う。一人だと手配も自分でする修繕の見積もりを取る。マンションなら長期修繕計画と一時金の予定を見る
医療費・介護費入院などで一時的に出費が増える。月の自己負担には上限がある高額療養費の自分の上限額を確かめる
税・保険料の増減住民税や保険料は前の年の所得で決まるため、翌年に増えることがある通知書で前の年の額と比べる

家電や修繕の金額は、物や家によって大きく違うため、このページでは一般的な金額を載せていません。見積もりや店頭の価格で、自分の額を確かめてください。

医療費の予備は月の上限から考える

医療費には、高額療養費制度で1か月の自己負担に上限があります。75歳以上の一般の区分なら、外来と入院を合わせた世帯ごとの上限は月61,500円です(2026年8月〜2027年7月の診療分)(出典:東京都後期高齢者医療広域連合)。自分の区分の上限額の数か月分を目安にすると、医療費の予備を決めやすくなります。入院時の食事代など、上限とは別にかかる費用もあります。くわしくは老後の医療費・介護費をご覧ください。

予備費と運用は分ける

予備費は、必要なときにすぐ使えることがいちばん大切です。値動きのあるものに回すと、使いたいときに減っていることがあります。予備費は運用するお金とは分けて考えます。このサイトでは、運用の方法や商品は扱いません。

手元の書類で確かめる

見る書類

  1. 通帳とカードの明細から、1か月の支出(固定費+変動費)を出します。
  2. 家電の保証書や説明書で購入時期を確かめ、買い替えが近いものを書き出します。
  3. 持ち家なら、修繕が近い箇所の見積もりを取ります。
  4. 突発費の合計が何か月分の支出にあたるかを計算し、予備費の額を決めます。

5つのものさしで点検

  1. 1. 月額と年額をそろえる予備費は「月の支出 × 何か月分」。月の支出は年払いの月割りも含めて出す
  2. 2. 固定費と変動費を分ける固定費が大きいほど、同じ月数でも予備費は大きくなる
  3. 3. 手取りで見る1か月の支出は手取りの範囲に収まっているかも一緒に見る
  4. 4. 一時費用と予備費を分ける予備費は生活費の口座と分け、取り崩したら元に戻す
  5. 5. 公的制度で賄える範囲を先に確認する医療・介護は公的制度の上限を確かめてから、予備の額を決める

出典と確認日

数字や制度は、次の公的な情報源で確認しました。制度は改正されることがあるため、利用前に最新の情報を確かめてください。

  1. 東京都後期高齢者医療広域連合「高額療養費」
    確認した内容:75歳以上(後期高齢者医療)の2026年8月〜2027年7月診療分の上限額:一般(1割・2割)は外来(個人ごと)22,000円、外来+入院(世帯ごと)61,500円(多数回44,400円)、年間上限530,000円。住民税非課税等の区分IIは11,000円/25,700円、区分Iは8,000円/15,700円
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