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ひとり老後ガイド

一人暮らしの老後の生活費:月額で4つに分けて見る

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このページの結論

65歳以上で一人暮らしの無職の世帯では、公的統計の平均で消費支出が月148,445円(総務省「家計調査」2025年平均)です。ただし平均は目安で、住まいや健康状態によって一人ひとり大きく違います。

自分の生活費は、毎月のお金を収入・固定費・変動費・予備費の4つに分け、月額にそろえて書き出すと見えてきます。

平均は「目安」として見る

国の統計では、65歳以上の単身の無職世帯について、1か月の家計の平均が公表されています(出典:総務省統計局)。

総務省「家計調査」2025年平均、65歳以上の単身無職世帯の1か月の家計(平均)
項目月額
実収入(うち年金などの社会保障給付)131,456円(120,212円)
非消費支出(税金・社会保険料)12,990円
可処分所得(いわゆる手取り)118,465円
消費支出(生活費)148,445円
同じ調査・同じ対象の、消費支出の内訳(平均)
費目月額
食料42,545円
住居11,416円
光熱・水道15,565円
家具・家事用品6,069円
被服及び履物3,049円
保健医療8,388円
交通・通信13,601円
教養娯楽16,132円
その他の消費支出31,681円

この数字を見るときは、次の点に気をつけます。

毎月のお金を4つに分ける

生活費を考えるときは、毎月のお金を次の4つに分けて、すべて月額にそろえます。

月の収支 = 収入(手取り) − 固定費 − 変動費(予備費は、この外に別枠で持つ)

お金の5つのものさし

お金のページでは、どれも次の5つの見方で点検します。終の棲家の「5つのものさし」と同じように、順番に当てはめます。

1. 月額と年額をそろえる

年払いは12で割り、月払いは12を掛けて、同じ単位で比べる。

2. 固定費と変動費を分ける

毎月出ていく固定費を先に固め、残りで変動費を考える。

3. 手取りで見る

年金や給与は、税・社会保険料を引いた後の額で組む。

4. 一時費用と予備費を分ける

毎月の生活費と、突発費のための予備は別枠にする。

5. 公的制度で賄える範囲を先に確認する

年金・医療・介護の公的制度を確かめてから、民間の商品や自助を考える。

自分の生活費を月額で出す

手元の書類で確かめる

見る書類

  1. 通帳やカードの明細を3か月分用意し、毎月決まって出ていくもの(固定費)に印をつけます。
  2. 年に1回や数回だけ払うもの(固定資産税、火災保険、車検など)は、年額を12で割って月額にします。
  3. 残りの支出(食費・日用品など)を3か月分足して3で割り、変動費の月額にします。
  4. 収入は、年金振込通知書の振込額(税・保険料を引いた後の2か月分)を2で割って月額にします。

書き出した数字は、月々の固定費チェッカーに入れると、固定費の割合と月の収支がすぐにわかります。

住居費は生活費の土台

固定費のうち、いちばん大きくなりやすいのが住居費です。持ち家か賃貸か、戸建てかマンションかで、毎月・毎年かかるお金の中身が変わります。住まいそのものの選び方は、終の棲家の選び方で整理しています。お金の面からの比べ方は老後の住居費:持ち家と賃貸をご覧ください。

お金・固定費の記事一覧

  1. 1.一人暮らしの老後の生活費(このページ)
  2. 2.一人暮らしの年金はいくらか:自分の見込額を確かめる
  3. 3.老後の固定費の見直しと、月々の固定費チェッカー
  4. 4.老後の住居費:持ち家と賃貸の違い
  5. 5.一人暮らしの光熱費の平均と確かめ方
  6. 6.老後の保険の見直し方
  7. 7.老後の医療費・介護費の自己負担
  8. 8.年金の額面と手取りの違い
  9. 9.老後の予備費の考え方

出典と確認日

数字や制度は、次の公的な情報源で確認しました。制度は改正されることがあるため、利用前に最新の情報を確かめてください。

  1. 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
    確認した内容:2025年平均・65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の1か月の家計:実収入131,456円(うち社会保障給付120,212円)、非消費支出12,990円、可処分所得118,465円、消費支出148,445円(食料42,545円、住居11,416円、光熱・水道15,565円、家具・家事用品6,069円、被服及び履物3,049円、保健医療8,388円、交通・通信13,601円、教養娯楽16,132円、その他の消費支出31,681円)
    確認日: